カテゴリ:読書( 243 )

【 読み終えた本:アリアドネアの弾丸〔上・下〕 】12月11日

 『アリアドネアの弾丸〔上・下〕』海堂 尊:著 (宝島社文庫)

 2012年6月初版発行。「チーム・バチスタ」シリーズ。
 相変わらず、小説としては破綻している。「俺」の一人称なのに、途中で何回か唐突に三人称の文章が混ざったり、偽名の人物を地の文で偽名のまま表記するというダメっぷり。
 しかし、エンターテインメントとしては今回もたいへん面白かった。良くできた脚本を読むつもりで読むと、かなり楽しめる。
 トリックもあるし、謎解きもあるが、たいした伏線も無く、この作者にしては頑張っているのだが、謎解きのミステリィとしては、平凡な出来だった。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-12-11 12:45 | 読書

【 読み終えた本:同期生 】12月10日

 『同期生 「りぼん」が生んだ漫画家三人が語る45年』 (集英社新書)

 2012年9月初版発行。少女漫画雑誌「りぼん」出身の漫画家、一条ゆかり、もりたじゅん、弓月 光の三人のインタビューで構成された本です。
 三人のうちの誰かひとりでも好きならば、読んで損は無い内容だと思います。少々自慢話が鼻につきましたが、面白かったです。
 ちなみに僕は、少女漫画雑誌時代の弓月 光氏のコミックスは、全作品をコンプリートしています。又、一条ゆかり氏のコミックスは「有閑倶楽部」と「砂の城」のみ所有。もりたじゅん氏の作品は雑誌掲載時に、いくつか読んでいますが、コミックスは持っていません。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-12-10 15:00 | 読書

【 読み終えた本:空を飛ぶための三つの動機 】12月8日

 『空を飛ぶための三つの動機』汀こるもの:著 (講談社ノベルス)

 2011年10月初版発行。
 メタの手法の推理小説はよく有るが、メタの手法の小説を舞台にしていて、登場人物が作中作のメタのミステリィ小説で謎解きをするという変わった趣向の物語。導入が唐突で、物語の世界観に入りにくいが、このシリーズではいつもの事。
 強引な「こるもの節」は、この作品でも健在で、その部分は楽しめた。しかし、あと味が良くないのが、少々残念だった。



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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-12-08 11:53 | 読書

【 読み終えた本:眼球堂の殺人 】11月25日

 『眼球堂の殺人』周木 律:著 (講談社ノベルス)

 2013年4月初版発行。
 天才数学者が探偵を務めるが、残念ながら天才に見えない。野崎まど氏や森 博嗣氏の作品に登場する天才の造形を見習って欲しい。彼らの作品に登場するのが本当の天才で、周木氏の作品に登場するのは、単なる秀才。
 伏線を丁寧に張っているのには好感が持てたが、伏線があからさま過ぎて、犯人やトリックがバレバレだった事が残念。もう少し、さりげなく伏線を張れないものだろうか。
 大掛かりなトリックを成立させるためだけの眼球堂という建物の存在は、この種類の推理小説ならば許せるのだが、「今さら感」を覚えた。
 最後まで読み通せたが、退屈だったので、この作者の作品は、もう読まないだろう。



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▲京都 嵐山にて。
使用カメラ:キヤノン パワーショット G9
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by chel-c2009 | 2013-11-25 07:25 | 読書

【 読み終えた本:奥州平泉殺人事件 】11月23日

 『奥州平泉殺人事件』大谷羊太郎:著 (双葉文庫)

 1995年4月初版発行。
 捜査の過程は旅情ミステリィでしたが、僕はミステリィとしての興味しかないので、観光地の説明や描写は邪魔なだけでした。
 複雑なミステリィ的構成は良かったですが、謎の構造が複雑過ぎて、作中の探偵(警察)がすっきりと謎解きを出来ず、最後に作者視点で事件を説明するという、破綻した作品になってしまったのが残念でした。又、登場人物の行動が作者都合で、それが許せないレベルの不自然さでした。
 それでも、時間つぶし程度には面白かったです。



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▲京都 嵐山にて。
使用カメラ:キヤノン パワーショット G9
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by chel-c2009 | 2013-11-23 07:46 | 読書

【 読み終えた本:キウイγは時計仕掛け 】11月20日

 『キウイγ[ガンマ]は時計仕掛け』森 博嗣:著 (講談社ノベルス)

 2013年11月初版発行。Gシリーズの9冊目。
 ミステリィとして、なんのサプライズもなく、Gシリーズの中では一番面白くありませんでした。前作の『ジグβ[ベータ]は神ですか』が面白かったので、余計そう感じました。
 Gシリーズではレギュラーの、ひとりの女性のキャラが、これまでのシリーズと比べると変化していて、思考能力が低く、どちらかと言えばバカになっていた事も残念でした。
 又、登場人物の言葉を通しての作者の主張が、他のシリーズと比べると強く出ていたのも興醒めでした。
 この作品は、Gシリーズを追いかけている人でなければ、まったく面白くない物語だと思います。


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▲大阪市都島区にて。
使用カメラ:Canon EOS 30D
使用レンズ:EF28〜105ミリ F3.5-5.6 IS USM
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by chel-c2009 | 2013-11-20 15:00 | 読書

【 読み終えた本:黄泉津比良坂、血祭りの館 】11月14日

 『黄泉津比良坂[よもつひらさか]、血祭りの館』藤木稟:著 (徳間文庫)

 文章があまり上手くないせいで、文意を取れない事が何度もありました。紙芝居の語りを文章化したような小説もどきの作品でした。とにかく読みにくく、一場面一視点が守られていなくて、視点の固定がまるっきり出来ていません。
 又、否定疑問文の答えの仕方が日本人としては変でした。例えば、「今日は暑くないよね?」と否定形で訊かれたら、暑くなければ「はい、暑くないです」が日本人の答え方ですが、作者は「いいえ、暑くないです」と答えさせます。こういう些細な事も相まって、非常に読みにくかったです。
 伏線を読み取る事が大事な推理小説ですが、文章が下手なので、伏線を読み取る事をあきらめて斜め読みをしました。結果、読んでいて楽しくなかったかと言うと、そうではなく、おどろおどろしい世界観が僕好みだったので、楽しく読めました。謎解きも伏線がどうのこうのという物ではなかったので、飛ばし読みしても問題は無かったです。
 ただし、この作品はこれで完結しておらず、続きがあります。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-11-14 20:04 | 読書

【 読み終えた本:アルカトラズ幻想 】10月29日

 『アルカトラズ幻想』島田荘司:著 (文藝春秋社:刊)

 2012年9月初版発行。御手洗シリーズや吉敷シリーズではない作品。
 夢オチに近い仕掛けをするなら奇想の内容は何でもありで、いくらでも不可思議な現象を起こせます。作者の筆力で最後まで退屈せずに読めましたが、ミステリィとしては微妙な作品でした。
 少し前からの島田作品では当たり前なっている事ですが、調べた資料がこなれずに紹介されていて、物語から浮いています。
 無駄な描写が多いです。重力と生物(恐竜)の話も無駄と言えば無駄で、後半の人間の直立の部分だけで済みます。有り物の話を上手に組み合わせているのには感心しますが、前半と後半が別物になっています。
 じつは図書館で借りて読んだのですが、読み終えてみて、「物語としては、とても面白かったけれど、わざわざ単行本を買わなくて良かった」と言うのが正直な感想です。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-10-29 07:44 | 読書

【 読み終えた本:赤の女王の名の下に 】10月28日

 『赤の女王の名の下に』汀こるもの:著 (講談社ノベルス)

 2009年11月初版発行。タナトスシリーズの1冊。今回は作者の視点に近い神の視点で書かれている。
 シリーズ物なのに、あるレギュラー人物のキャラがこれまでの作品と違っている。ものすごく変人になっていて、びっくりした。
 キャラが変わったレギュラー人物と主人公達との会話の楽しさが秀逸で、ある時はクスクスと、又ある時はゲラゲラと笑いながら読んだ。構成も巧く、上質なユーモアミステリィだった。ユーモアミステリィのくせに、まったく笑えない『館島』の作者の東川篤哉氏に、汀こるもの氏の爪の垢を煎じて飲ませたいと思った。
 これは他のタナトスシリーズ作品にも言える事だが、主人公たちを事件に関わらせる理由が、ちょっと強引だったのが気になった。
 今回も汀こるもの節が炸裂。うんちく部分は今回が一番面白かったが、一方的な意見を押し通していた。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-10-28 07:19 | 読書

【 読み終えた本:リッターあたりの致死率は 】10月23日

 『リッターあたりの致死率は』汀こるもの:著 (講談社ノベルス)

 2009年4月初版発行。
 誘拐犯と誘拐された人間のやりとりが面白かった。どんでん返しもあり、ミステリィとしては成立しているが、あと味が良いのか悪いのか、よく分からない微妙なラストだった。それでも、全体的に面白かった。小説としては、誘拐される途中で語り手が不明になるのはご愛嬌。
 尚、相変わらずの汀こるもの節が炸裂。うんちく部分を読み飛ばしても問題はないが、その部分が面白いので、読み飛ばすのはもったいない。
 しかし、鵜呑みにするのは禁物。というのは、僕がたまたま知っている事について、うんちくが語られていたが、強引な理屈で独善的に決めつけているが、必ずしも正しいとは限らない事を書いていたからだ。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2013-10-23 12:17 | 読書


風景スナップと日常と趣味


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自己紹介

2009年12月24日開設

関西在住
性別:男性

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【趣 味】
☆写真撮影

ポはポートレートのポ
↑ポートレートのブログ

mixi
↑風景スナップの
アルバムがあります。


◆撮影機材
 キヤノン
  パワーショットG9
 キヤノン
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 キヤノン
  IXY DIGITAL 220 IS
 キヤノン
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☆読書(推理小説)

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【好きなもの】
 漫才、落語などの演芸
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