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【 読み終えた本:絵が殺した 】8月28日

 『絵が殺した』黒川博行:著 (徳間文庫)

 1994年3月初版発行。警察小説や追跡小説が嫌いなので、買おうかどうか迷ったのですが、作者が僕の知り合いの高校時代の美術の先生で、作者の人柄を聞いていた事と、絵画の世界を扱った作品なので、文庫化を機に購入しました。
 大した期待もせずに読み始めたら、これが拾い物でした。めちゃくちゃ面白かったです。買って良かったです。
 主役の刑事と相棒と協力者のやりとりが漫才みたいで楽しく、これぞユーモアミステリィでした。くすりとも笑えない、わざとらしいドタバタの『館島』や『密室の鍵貸します』の作者の東川篤哉氏の作品よりもユーモア度は数段上です。
 事件の舞台が関西で、ほとんどが行った事がある場所で馴染みがあり、それも楽しかったです。美術界(主に絵画)の裏話も興味深かったです。
 前半から中盤にかけては追跡型の展開ですが、後半になって密室殺人とアリバイ崩しが出てきます。登場人物が少ないので、意外な犯人というサプライズ度は低いのですが、ひねりが利いているので、それでも少しは意外でした。読後感も良かったです。
 惜しいのは、「私」という刑事の一人称で書かれているにも関わらず、物語の冒頭で警察機構の仕組みや警察独特の符丁の説明を「読者」のために書いている事です。これでは「私」が、自分は小説の中の人物だと認識している事になって、メタの手法を使っている以外は不自然です。この作品の場合、読者に説明無しで話を進めても問題ないと思われるだけに、その点が残念でした。


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▲大阪府吹田市 吹田にて。
使用カメラ:Canon EOS 30D
使用レンズ:レンズ:EF28〜105ミリ F3.5-5.6 IS USM
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by chel-c2009 | 2013-08-28 19:49 | 読書


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2009年12月24日開設

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