【 読み終えた本:装丁物語 】11月10日

 最近、日が過ぎるのが早いです。


 さて、読み終えた本です。
 『装丁物語』和田 誠:著 (白水社:刊)

 1997年12月初版発行のエッセイです。作者はグラフィックデザイナーでイラストレーターです。
 定価は1800円で、当時の単行本としては割高でしたが、「買っておかないと文庫化されないまま絶版になる」と思って、とりあえず買いました。作者のイラストの大ファンだったし、装丁の仕事に興味があったのです。ところが9年後に800円安くなって、新書判で再販されました。
 自身が装丁した本を例にして、こういう装丁にした理由や裏話、ほかには画材や紙の話が書かれていて、装丁という仕事に対する和田 誠さんのこだわりがよくわかる本でした。とても面白かったですが、作例に挙げられた書物の一部しか写真になっていない事が少し残念でした。
 終わりのほうで作者が『(前略)本好きは、内容も外側も一緒になった本の総体が好きだと思うんです。だからブックデザインがあるんだし、きれいな装丁が喜ばれるんですね。 (攻略)』と書いていました。この本が出版された頃は、コンピュータやネットがこれほど出版界に影響を及ぼすなんて、誰にも想像ができませんでした。特に今年になって、電子書籍の端末がいろいろ発売されていますが、「総体」としての本の需要は、これからもまだまだあると思いたいです。
 作者は、この本の中で単行本の裏に付くバーコードに大反対しています。装丁の邪魔だというのです。でも、装丁は芸術活動ではありません。装丁は仕事なのです。仕事の依頼主が出した条件 (バーコード)が嫌なら、依頼を断ればいいだけです。バーコードが装丁の邪魔なのも、それゆえに嫌がる気持ちも解りますが、「怒り」には共感できませんでした。


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▲大阪府内にて。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2012-11-10 01:07 | 読書


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2009年12月24日開設

関西在住
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