【 読み終えた本:武家屋敷の殺人 】8月4日

 それにしても暑いです。暑さのせいで熟睡できませんでした。昨日は夕立があって、少しの間だけ涼しくなったのですが…。寝不足と暑さのせいで、予定していた買い物をやめました。


 読み終えた本。
 『武家屋敷の殺人』小島 正樹:著(講談社ノベルス)

 帯に書いてあった「掟破りの密室死体消失連続トリック!」という文言に惹かれて買いました。
 確かに、不可思議なトリックを解くという”なぞなぞ”としては楽しめましたが、小説としては稚拙でした。人が人として行動していません。思いっきり不自然で、イライラしながら読み終えました。作者都合が過ぎます。
 初対面のクライアントに対して名前を確認する時に「○○さんっすか」という言葉使いの弁護士は、気さくさの演出としても不自然です。不自然過ぎて「じつは探偵と依頼者が知り合いだった」という叙述トリックの伏線かと思いましたが、単に弁護士のキャラを立たせたかったみたいです。この弁護士は自分の事を改まった場所でも「わし」と言います。普段は「わし」でもいいですが、改まった場所では、弁護士なら普通、「わたし」または「わたくし」を使うのではないでしょうか。
 クライアントの依頼が人探しなのですが、人探しを弁護士に依頼するのも不自然です。普通、探偵に頼みます。
 ほかにも、ある人物が犯罪計画を録音したマイクロテープを脅しのネタにするのですが、そのテープの隠し場所を脅す相手に分るように隠すのも不自然極まりないです。次の犯罪を起こすための作者都合です。そして、自分が犯した殺人を訪問してきた弁護士に対して、訊いてもいないのに話し出すというのもおかしな話です。言わなければ絶対にバレませんが、そうすると物語が進まなくなるのです。これも作者都合です。ほかにもたくさん作者都合の不自然さが目立ちました。
 トリックを考える力と物語を作る力は別だという事がよく分かる作品でした。でも、トリック自体は良くできていました。
 また、”断片”という章は不要だと思いますし、ラストの”附記 手紙”の章もあまりサプライズに繋がらず、僕には蛇足だと思えました。

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▲大阪府内、鶴見緑地にて。涼を求める子供たち。
暑さを伝えるのに、関西の新聞ではおなじみの場所。
使用カメラ:キヤノン IXY 220 IS
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by chel-c2009 | 2010-08-04 18:25 | 読書


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2009年12月24日開設

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